世間で言うオジサンの年齢になり、健康診断で尿酸と中性脂肪の値が高くなりつつあるとの指摘を受けていました。ギリギリの数値だったので健康には気を付けないといけないなと思いつつ、何となく受けてみた大腸がん検診の便潜血検査で陽性反応が出た事がキッカケとなり、潰瘍性大腸炎である事が判りました。
以前より血便が出るなどの自覚症状はあったものの、痔があるのかストレスや疲れの影響だろうと思い込み耐えていたのが良く無かった。当然の如く大腸内視鏡検査を受ける事となり病院へ行ったら、事件が待ち受けていたのでした。
血圧を測定したら、最高血圧186mmHg/最低血圧142mmHgという数値を記録。循環器科の医師曰く「エライ事になっているけど、自覚症状とか何も出ていませんか?普通じゃ無い数値ですよ!?」との事で、大腸内視鏡検査は中止となり減圧治療を開始する事に。
約1ヶ月の減圧治療の効果があり、血圧が128mmHg/83mmHgまで下がっているのを確認して大腸内視鏡検査を実施。直腸とS状結腸に潰瘍等が確認されたため、その後また1ヶ月くらいかけて生検や血液検査・各種ウィルスや細菌の検査等を行ない、最終的に潰瘍性大腸炎との確診に至りました。
問診で話した自覚症状の状況や内視鏡の映像等から約7~8年くらい前には発症しており、徐々に悪化して慢性化しているとの所見。
現在の病態の状況は以下の通り。
1.病状の拡がりによる病型分類:直腸炎型
2.病期の分類:活動期
3.臨床的重症度による分類:中等症
4.活動期内視鏡的所見による分類:中等度
5.臨床経過による分類:慢性持続型
血便や下血があった時に素直に病院へ行っていれば、もう少し治療も楽になっていたかも知れません。下血があった時、友達に今日はお赤飯炊かないと♪とか言っていた自分が恥ずかしい限り(汗)。
痔やストレス等でも血便や下血が起きる事はあるそうですが、何度か起きた時には素直に病院へ行きましょう。症状が悪化したり慢性化する前に治療を開始する事や予防する事が、本当に大事だなと改めて思います。